スペック解説 CPUとは

CPUは「頭の良さ」に例えられます。サーバー内の様々な処理を一手に引き受けています。そのためCPUの処理速度はサイトの表示速度に影響する重要なものです。
CPUは「頭脳」

コンピューターの一連の処理の中で、CPUは「頭の良さ・頭脳」に当たります。コンピューターという存在そのものでもあります。
このCPUが、引き出し(ディスク)からデータを取り出して、机(メモリー)の上で作業します。
サーバー内の全ての作業を行うため、とても重要なスペックになります。
CPUの名前の見方
このサイトを設置しているサーバのCPUは下記のように書かれていました。
Xeon E5-2640 v4 ( 2.40GHz ) x 2
「Xeon E5-2640 v4」とは
CPUの名称・型番です。メーカーIntelのスペックページにあるスペック表を見るとコア数は10。これを書いている時点ではAmazonで価格は11万円ほどでした。「E5」はミドルレンジサーバ用。「E3」であればエントリー、「E7」であればハイエンドです。
「2.40GHz」とは
クロック周波数(プロセッサー・ベース動作周波数)のことで、GHz(ギガヘルツ=1秒10億サイクル) はその単位です。ただ同じ条件であれば数字が大きいほど速いことは確かですが、この数字だけで他のCPUと比較はできません。
「x 2」とは
CPUが2つ設置されていることになります。マルチCPU(マルチプロセッサ、デュアルコアCPU)などと言い、CPU内のコア数の増加と同様に処理速度が速くなるようです。
CPUを見て判断できること
このCPUのスペックを見て判断できるのは、サーバが設置されたおよその時期と、比較している他のサーバがあれば、相対的な違いがわかるという点です。
性能によってサイトの表示速度などに影響しますが、あくまでもその速度に影響する要因の一つでしかないため、このCPUの性能を見て絶対的な速度として判断できるものではありません。


複数のレンタルサーバを比較していると、同じようなCPUになることが多いと思うよ。

へえ、なんでだろう?



レンタルサーバが求められるスペックとコストが似通っているというのもあるし、サーバが置かれているデータセンターが同じってこともありそうだね。

じゃあ、比較することはないのかな。



ただ時間をかけて見ていると、たまに見慣れないCPUが出てくることがあるよ。CPUを変えるっていうのはコストやリスクを抱えての判断だろうから、そういう場合に改めて比較するといいかもね。
CPU まとめ
- CPUのメーカー、型番、個数などを確認
- スペックから速度を判断しづらい
- 複数のサーバに絞り込んだ際に内容を比べる
- 見慣れないCPUがあれば比較する