おすすめサーバ コスパ最高のおすすめレンタルサーバー「シン・レンタルサーバー」
ネーミングだけがちょっと残念ですが、コスパ最高のおすすめサーバー。
運営会社はエックスサーバー株式会社。エックスサーバーとほぼ同じ信頼性と機能です。その上最新技術の採用を謳っているため、これからも進化するサーバーになりそうです。
エックスサーバーとの違い
一番気になるエックスサーバーとの違い。公式サイトにはこう書かれています。
「シン・レンタルサーバー」は革新性、「エックスサーバー」は安定性に重点を置いたサービスです。
https://www.wpx.ne.jp/shin/
「シン・レンタルサーバー」では、新機能の迅速な実装を目指す一方、「エックスサーバー」では、新機能の採用は膨大な検証データを元に慎重に導入が検討されます。また、「シン・レンタルサーバー」は「エックスサーバー」と異なり、1ユーザー当たりのCPU/メモリリソースの割り当てが厳格に設定されています。
リスクを取っている「シン」と、その後ろを追いかける安定の「エックスサーバー」。
通常のサーバー運営では、新しい機能を導入するにも内部だけで行うテストに限界があります。ユーザーも一緒に一定のリスクをとって、ある意味実地でのテストを「シン」で行い、問題がなくなったところで「エックスサーバー」に導入するという流れ。サービス展開としても賢い方法だと思います。
ただ今はもうほぼ追いついているのか、公式サイトを見る限りスペックとしてはほぼ同じように見えます。
わかりやすい違いとしては、CPUとメモリの独立したリソース。
この点ほとんどのユーザーにはメリットですが、リソースが有限でもあるため、足りなくなるほどの人気サイトではデメリットとなるケースもありそうです。エックスサーバーはその辺り柔軟な対応をしてくれるのかと思います。
これは人を選びますが、会社全体としての開発コストはむしろ革新的な「シン」に注がれていると思うので、よほど厳格な安定を求めない限り「シン」の方がコストも低くておすすめかもしれません。
wpX Speedとの違い
wpX Speedとの違いについては公式サイトでもほとんど言及されていませんが、大きな違いとしては「wpX Speed」の料金が「時間」単位という点。いつ導入してもタイミングによって損をするということがありません。
またオートスケール機能があり、アクセス(負荷)が増えた場合に自動でプラン変更することができます。「シン」にオートスケール機能がないところを見ると、サーバーの形態としてはリソースを可変にするクラウド型を捨て、エックスサーバーに近づけたようです。本当にエックスサーバーのテスト的な意味合いが強いのかもしれません。
スペック・機能はエックスサーバーとほぼ同様です
2022年10月時点の主なスペックはこちら。
メモリなどリソースの取り方がエックスサーバーとは違います。
- CPU
- AMD EPYC(コードネーム Rome)
6コア〜 - ストレージ
- オールNVMe SSD 300GB 〜
RAID10(ストライピング+ミラーリング)構成 - メモリ
- 8GB〜
- Webサーバー
- nginx
- 価格
- 月額770円(税込)から
2022年10月時点
実際に表示速度をエックスサーバーと比較してみました
実際に所有しているサイトを「エックスサーバー」から「シン」に移行したことがあります。その際「GTmetrix」という表示速度を判定するサイトでそれぞれチェックしてみました。
結果は以下の通りです。
エックスサーバーで評価は「B」でしたが、単純にシン・レンタルサーバーへ移行しただけで評価が「A」になりました。
速度は様々なサーバ構成や環境の結果ですが、サイトの中身が同じなので、純粋にサーバーの品質が「B」から「A」になったと言ってもよさそうです。ただ実際はサイト内の仕様がうまく働いただけということもあるので、あくまでも参考程度にとどめてください。
新機能・新スペックはいつ、どうやって追加されるの?
シン・レンタルサーバーは革新性を謳っているので、日々新しい機能が追加され、サーバーもいつも入れ替わっているようなイメージですよね?。
ただ実際のところサーバー構成などのハード面を日々入れ替えていくというのは困難です。サーバ構成を新しくする場合、サイトによっては不具合が起こってしまいます。もしもサーバー側の都合で日々更新され、その都度サイトが止まっていては困ります。
シン・レンタルサーバーはその点もきちんと考慮されています。
ある程度大きな変更があると、既存ユーザー向けに「サーバー移行ツール」を提供してくれます。これを使うことで、ユーザーはいつも最新のサーバー環境に移行できます。他のレンタルサーバーではあまり見かけません。ユーザーの都合に合わせて、内容をしっかりチェックしながら移行できるので安心です。
この移行ツールは、エックスサーバーにて実績があり、「シン」で提供されている移行ツールもほぼ同じ仕様でした。詳細なマニュアルも用意されていてとても使いやすいツールです。
しかも現在提供されている移行先では、1台あたり1,000万円を超えるサーバーを導入しているそうです。相場がわかりませんが、相当な投資がされたようです。
参考:従来の3倍以上の性能に! さらなる超速化でサーバー速度は圧倒的No.1へ! 高速環境「KUSANAGI」の技術および最新サーバー機器を導入 – シン・レンタルサーバー公式サイト
管理画面にいたってはエックスサーバと全く同じ
サーバー選びで案外重要なのが「管理画面」。使いづらいと日々ストレスになります。
シン・レンタルサーバーは、wpX Speedではなく、エックスサーバーの管理画面を採用しています。エックスサーバーの管理画面はとてもわかりやすいので最善の対応だと思います。
新たに「リザーブドプラン」の追加
一つのアカウントで使用するCPUやメモリのリソース値が保証されます。コストは少し高くなりますが、急激なアクセス集中があるサイトでは安心のプランです。
これまでのプランもリソースが厳格に管理され、他ユーザーの利用状況には影響されない仕様でしたが、このリザーブドプランでは完全に与えられたリソース値が保証されます。
参考:シン・レンタルサーバーがリザーブドプランを新たにリリース
シン・レンタルサーバーのデメリット
一般的な使用方法ではデメリットは全く見当たりません。
ただ「wpX Speedとの違い」にも記載した通り、オートスケール機能(アクセスに応じて自動でプラン変更する機能)がありません。もし急激にリソース不足になった場合は、一時的に停止するなどはありえます。これはどんなサーバーでも起こり得る問題ですが、それを救う機能がないという点が唯一とも言えるデメリットです。
シン・レンタルサーバーを安く取得するには
お得な取得方法も基本的にはエックスサーバーと同様です。
- 不定期のキャンペーンを利用する
キャッシュバックや独自ドメインプレゼントなどがあります。 - アフィリエイトのセルフバックを利用
個人のブログサイトなどでアフィリエイトを行い、自らリンクを辿って登録すると成果報酬がもらえます。
ただシン・レンタルサーバーは初期費用はなく、エックスサーバーよりも安価なので、比較的取得のハードルは低くなっています。
最新技術を利用できるおすすめのレンタルサーバー
公式サイトにも書かれている通り「シン・レンタルサーバーは革新性、エックスサーバーは安定性」ですが、同じ会社が運営しており「シン」の方も十分に信頼でき安定しています。ハイスペックでコストも安いため、日々の変化に対応できるサユーザーにおすすめできるサーバーです。
シン・レンタルサーバーのまとめ
- 革新性、新機能を追いかけるため、実装期間が浅いというリスクがある
- 運営会社は安心のエックスサーバー株式会社
- サーバのスペックがかなり高い(一台一千万円)
- 利用するだけでサイトの表示速度が速くなる
- オートスケール機能はない
- リソースが完全に保証されるリザーブドプランが登場
- エックスサーバーよりも安い